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抽象でも具象でもない小宇宙

「ミヒャエル・ゾーヴァの世界」です。

「エスターハージー王子の冒険」の画家ミヒャエル・ゾーヴァを私は知りませんでした。北国のあきさんのサイトでその存在を知り、小さな絵を見て何となく惹かれて、この本を借りました。
第一印象は方向は違うけれど、アンリ・ルソーの絵に通じるものがあるな、でした。
ルソーとは違い、立体感も奥行きもある画風ですが、異国的というかヨーロッパとは違う空気を感じました。
ルソーが南国の楽園のジャングルなら、ゾーヴァは北方ヨーロッパの平行宇宙でしょうか。北の香りがします。
でも、木も豚もパンもとても具体的なのに、シュールレアリズムような不条理な絵です。スープ皿に豚が浸かっていたり、月が浮かぶ宇宙空間で夫婦喧嘩してたり。
仕事は挿絵画家だから非現実的な作画も当然なのですが。
ベルリンに生まれ育ち、油絵のような画風で、パーツは緻密。だけど、すごく不可思議な雰囲気なのに、地に足が着いているような骨太さもある絵。
不思議の一言では表せない、とても惹かれる画風の人です。

北国のあきさんで紹介してるミヒャエル・ゾーヴァの記事はここです。
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by meadow02 | 2006-10-24 22:49 | 晴耕雨読